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新・著作権について話し合うトピック
#290の反論です (部外者ですみません) マーメイドさんがJASRACに問い合わせて、以下の質問を電話でしました #3509 のことですね。
Q「アメリカにあるScratchというサーバーは子供向けのプログラミングサイトであり、そのサーバーでプログラムによりJASRAC管理楽曲を演奏したいのですが、著作権使用料はいくらかかりますか?
このように返ってきました
A「それはアメリカのサーバーですよね?うちは日本国内だけを管理していますので関係ありません。著作権使用料はアメリカの著作権管理団体ASCAP(米国作曲家作詞家出版者協会)に問い合わせてください。」
そしてASCAPではフェアユースが適用されますので、著作権法違反にはならないと思われます
#290 にはその話も出ています。
少なくともこれは Little–Mermaid さんが問い合わせた2016年よりはるかに後で、現在よりわずか一年前の2021年の話です。
もっとも、JASRAC の見解が変わったというより、「問い合わせの仕方による」と思います。
私は質問の経緯もできるだけ詳細に公開しています。
- Little--Mermaid
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新・著作権について話し合うトピック
私は著作権使用料を払おうとしてJASRACが窓口だと思って電話で問い合わせたのです。そうしたらJASRACが窓口ではなく、アメリカの著作権管理団体が窓口だと回答があったのです。問合せの仕方のどこに問題があったと言うのですか?その後、実際にアメリカの著作権管理団体に問い合わせようとしましたが、連絡先を調べているときに、アメリカにはフェアユースがあるから大丈夫だろうと気が付いたのです。私が著作権者に確認しようとして行動したことに、後から関係の無い第三者が口を挟む権利はありません。また、当事者間で確認したらそれで終わりで、第三者が後でそれを否定することはできません。実際にその確認結果を基にスクラッチに投稿して6年間も問題が起きていないのですから。それとあなたが昨年JASRACに確認した内容は、私とは関係ない別の当事者間の問題で、それを私に確認させる権利はありません。それぞれの当事者が自己責任で対応すれば、それで済むことです。#290の反論です (部外者ですみません) マーメイドさんがJASRACに問い合わせて、以下の質問を電話でしました #3509 のことですね。
Q「アメリカにあるScratchというサーバーは子供向けのプログラミングサイトであり、そのサーバーでプログラムによりJASRAC管理楽曲を演奏したいのですが、著作権使用料はいくらかかりますか?
このように返ってきました
A「それはアメリカのサーバーですよね?うちは日本国内だけを管理していますので関係ありません。著作権使用料はアメリカの著作権管理団体ASCAP(米国作曲家作詞家出版者協会)に問い合わせてください。」
そしてASCAPではフェアユースが適用されますので、著作権法違反にはならないと思われます
#290 にはその話も出ています。
少なくともこれは Little–Mermaid さんが問い合わせた2016年よりはるかに後で、現在よりわずか一年前の2021年の話です。
もっとも、JASRAC の見解が変わったというより、「問い合わせの仕方による」と思います。
私は質問の経緯もできるだけ詳細に公開しています。
- futon0912
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新・著作権について話し合うトピック
BGMer がScratchでは使用できないと #2 に書かれていますが、その根拠とされているのがこちらの投稿です。
Sabuonkou さんは先方にまだ問い合わせをしていないため、このトピックの解釈として「BGMer は Scratch で使える」と結論を出すのは難しいと思います。
Scratch で作品を公開すると「 利用規約の「禁止事項」に「当サイトの音源・楽曲を許可無くそのまま販売する行為」とありますが、Scratchで公開するとプロジェクトの販売も可能になってしまうため使えないと思います。CC BY-SA 2.0」というライセンスとなり (利用規約 3.6) 、そのライセンスでは「表示」「継承」の条件を守れば「どのようなメディアやフォーマットでも資料を複製したり、再配布でき」るため、BGMer が禁止している「当サイトの音源・楽曲を許可無くそのまま販売する行為」ができてしまうため、使えません。
Sabuonkou さんは先方にまだ問い合わせをしていないため、このトピックの解釈として「BGMer は Scratch で使える」と結論を出すのは難しいと思います。
- inoking
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新・著作権について話し合うトピック
#3608:
#3514 からもう一度再掲します。
Little–Mermaid さんは自説をフォーラムで唱えているのですから、ご自身だけの問題ではありません。
以下、一応コメントしておきます。
なにより録音でもしないかぎり証拠が残りません。
つまり、再現性や検証可能性に欠けるということです。
そもそもメールで確認済みとのことだったはずですがいつから電話になったのでしょう
また、私は「Little–Mermaid さんに確認してほしい」などとは一言も書いていません。
「反論できるならちゃんと反論してほしい」と言っているだけです。
#3514 からもう一度再掲します。
ご自身の責任で自身の行動を決めるのは自由ですが私が言っているのはこれだけです。
反証となる事例も出ている主張を
確定的であるかのようにコミュニティーで吹聴するのはいただけません。
Little–Mermaid さんは自説をフォーラムで唱えているのですから、ご自身だけの問題ではありません。
以下、一応コメントしておきます。
電話つまり口頭での問い合わせでは、言い回し一つでお互い誤解を招きかねず正確さに欠けます。 問合せの仕方のどこに問題があったと言うのですか?
なにより録音でもしないかぎり証拠が残りません。
つまり、再現性や検証可能性に欠けるということです。
そもそもメールで確認済みとのことだったはずですがいつから電話になったのでしょう

私が JASRAC に確認したのは Little–Mermaid さんの件です。問い合わせ時に、例として作品を挙げています。 それとあなたが昨年JASRACに確認した内容は、私とは関係ない別の当事者間の問題で、それを私に確認させる権利はありません。
また、私は「Little–Mermaid さんに確認してほしい」などとは一言も書いていません。
「反論できるならちゃんと反論してほしい」と言っているだけです。
- Atridott
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新・著作権について話し合うトピック
ですから
こちらの理由により許可は厳しいかと思います。 Scratch で作品を公開すると「CC BY-SA 2.0」というライセンスとなり (利用規約 3.6) 、そのライセンスでは「表示」「継承」の条件を守れば「どのようなメディアやフォーマットでも資料を複製したり、再配布でき」るため、BGMer が禁止している「当サイトの音源・楽曲を許可無くそのまま販売する行為」ができてしまうため、使えません。
- roketo09
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新・著作権について話し合うトピック
#3612
たしかにそうですが、利用規約に「当サイトの音源・楽曲を許可無くそのまま販売する行為」が禁止されているので許可をもらうのはほぼ不可能です。
たしかにそうですが、利用規約に「当サイトの音源・楽曲を許可無くそのまま販売する行為」が禁止されているので許可をもらうのはほぼ不可能です。
- futon0912
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新・著作権について話し合うトピック
その通りです。 許可してもらえばいいじゃん
ただ、こちらで説明しましたが Scratch で作品を公開するとBGMer が禁止している「当サイトの音源・楽曲を許可無くそのまま販売する行為」ができてしまうため、Scratch で使えるよう許可を取るのは難しいと思います。
また、問い合わせをする際には「Scratch とは何か」「Scratch のライセンスは何なのか、どのようなものなのか」などを正確に書かなければ、不正確な質問により間違った回答を得ることになり、全 Scratcher に影響を及ぼします。(こちら参照。)
問い合わせの難易度は高く、どのような文章を送るのかを事前にこちらで相談することをおすすめします。
- RinionKoU
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新・著作権について話し合うトピック
https://blog.tinkers.jp/スクラッチの作品は販売していいの?/
スクラッチってプロジェクトをアップロードしたら売ることはできないそうです。なのでbgmerはどうなのでしょうか
追記:先ほどにリンクはデマだそうです。
スクラッチってプロジェクトをアップロードしたら売ることはできないそうです。なのでbgmerはどうなのでしょうか
追記:先ほどにリンクはデマだそうです。
Last edited by RinionKoU (Dec. 31, 2022 11:18:13)
- roketo09
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新・著作権について話し合うトピック
#3616
それは作品に限ってのことを書いています。
ですが音楽は、むき出し(?)になっているのでダウンロードすることが可能です。
ダウンロードしたあとに売ることは可能なのでそのサイトは根拠になりません。
それは作品に限ってのことを書いています。
ですが音楽は、むき出し(?)になっているのでダウンロードすることが可能です。
ダウンロードしたあとに売ることは可能なのでそのサイトは根拠になりません。
- magicAho
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新・著作権について話し合うトピック
https://blog.tinkers.jp/スクラッチの作品は販売していいの?/Scratchのプロジェクトは、CC BY-SA 2.0なるので、クレジットさえすれば売ることもできます。
スクラッチってプロジェクトをアップロードしたら売ることはできないそうなのでbgmerはどうなのでしょうか
- abee
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新・著作権について話し合うトピック
#3616
正しいリンクはこちらですね。
そのサイトはJapanese Scratch-Wikiの記事を情報源にしていますが、その記事は皆さんと同じユーザーが書いたもので、その解釈は間違っています。英語の元記事では情報が信用できないとして要出典になっていますが日本語版ではそのことを書いていません。
CC BY-SA 2.0には以下のように書かれています。
そして、Scratch TeamのFAQにはこうあります。
信頼できない情報源を参考にした結果も信頼できないものになるので、気を付けることをお勧めします。
正しいリンクはこちらですね。
そのサイトはJapanese Scratch-Wikiの記事を情報源にしていますが、その記事は皆さんと同じユーザーが書いたもので、その解釈は間違っています。英語の元記事では情報が信用できないとして要出典になっていますが日本語版ではそのことを書いていません。
CC BY-SA 2.0には以下のように書かれています。
翻案 — マテリアルをリミックスしたり、改変したり、別の作品のベースにしたりできます。つまり、共有した後も販売可能です。
営利目的も含め、どのような目的でも。
そして、Scratch TeamのFAQにはこうあります。
Scratchのプロジェクトを売ることはできますか?ここで言っているのは、販売可能だけれども、共有した作品は誰でも使えるので、売っても買う人はいないのではないかということです。
はい。あなたのプロジェクトはあなたの作品ですから。ただし、注意が必要なのは、一度でもScratchで共有したプロジェクトは、クリエイティブ・コモンズ表示—継承ライセンスのもと、誰でも自由にダウンロード、リミックス、再利用できることです。したがって、もし自分のプロジェクトを販売する気があるのなら、そのプロジェクトはScratchでは共有しないほうが良いでしょう。
信頼できない情報源を参考にした結果も信頼できないものになるので、気を付けることをお勧めします。
Last edited by abee (Dec. 30, 2022 07:44:33)
- hevean_3
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新・著作権について話し合うトピック
電話の証拠が足りないならJASRACのホームページに記載されている証拠ならどうでしょうか https://www.jasrac.or.jp/info/network/pickup/overseas.html これなら証拠として完璧ですね!#290の反論です (部外者ですみません) マーメイドさんがJASRACに問い合わせて、以下の質問を電話でしました #3509 のことですね。
Q「アメリカにあるScratchというサーバーは子供向けのプログラミングサイトであり、そのサーバーでプログラムによりJASRAC管理楽曲を演奏したいのですが、著作権使用料はいくらかかりますか?
このように返ってきました
A「それはアメリカのサーバーですよね?うちは日本国内だけを管理していますので関係ありません。著作権使用料はアメリカの著作権管理団体ASCAP(米国作曲家作詞家出版者協会)に問い合わせてください。」
そしてASCAPではフェアユースが適用されますので、著作権法違反にはならないと思われます
#290 にはその話も出ています。
少なくともこれは Little–Mermaid さんが問い合わせた2016年よりはるかに後で、現在よりわずか一年前の2021年の話です。
もっとも、JASRAC の見解が変わったというより、「問い合わせの仕方による」と思います。
私は質問の経緯もできるだけ詳細に公開しています。
Last edited by hevean_3 (Dec. 30, 2022 08:52:59)
- Shohai-2022
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新・著作権について話し合うトピック
連絡の個人情報の観点のため撤去
Last edited by Shohai-2022 (Dec. 30, 2022 09:45:39)
- RinionKoU
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新・著作権について話し合うトピック
なるほど。わかりました。 #3616
正しいリンクはこちらですね。
そのサイトはJapanese Scratch-Wikiの記事を情報源にしていますが、その記事は皆さんと同じユーザーが書いたもので、その解釈は間違っています。英語の元記事では情報が信用できないとして要出典になっていますが日本語版ではそのことを書いていません。
CC BY-SA 2.0には以下のように書かれています。翻案 — マテリアルをリミックスしたり、改変したり、別の作品のベースにしたりできます。つまり、共有した後も販売可能です。
営利目的も含め、どのような目的でも。
そして、Scratch TeamのFAQにはこうあります。Scratchのプロジェクトを売ることはできますか?ここで言っているのは、販売可能だけれども、共有した作品は誰でも使えるので、売っても買う人はいないのではないかということです。
はい。あなたのプロジェクトはあなたの作品ですから。ただし、注意が必要なのは、一度でもScratchで共有したプロジェクトは、クリエイティブ・コモンズ表示—継承ライセンスのもと、誰でも自由にダウンロード、リミックス、再利用できることです。したがって、もし自分のプロジェクトを販売する気があるのなら、そのプロジェクトはScratchでは共有しないほうが良いでしょう。
信頼できない情報源を参考にした結果も信頼できないものになるので、気を付けることをお勧めします。
- Little--Mermaid
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新・著作権について話し合うトピック
abeeさんが私の作品に書き込んだコメントを見ると、日本にはフェアユースがないことを主張され、だからJASRACの音楽を無断では使えないと主張されていますが、これには属地主義の認識の誤りがあります。次の6年前の私の作品へのコメントを参照してください。
https://scratch-mit-edu.ezproxyberklee.flo.org/projects/133470443/
abeeさんは利用規約の第12条には日本の法律に従うことが明記されていると言っています。そして日本にはフェアユース規定がないのでJASRACの音楽を無断では使えないと言っています。これはそのサーバーが日本のサーバーなら正しいのですが、Scratchはアメリカのサーバーです。アメリカのサーバーには日本の法律は適用できないことを忘れています。アメリカのサーバーはアメリカの法律に従うので、フェアユース規定があります。ではJASRACの音楽の扱いはどうなるのかというと、ベルヌ条約の加盟国はその同盟国の著作物を自国の著作物と同等に扱うことが規定されており、アメリカの著作権法にも同じことが規定されています。つまり日本で発行された著作物であってもアメリカで使われた場合、フェアユースの対象になるのです。イラスト、画像、音楽、詞、小説などの日本発行の著作物全てです。従ってJASRACの音楽もフェアユースの対象になりますし、イラストや画像も同じです。では利用規約の第12条は何のことを言っているのかというと、これが以前から明確ではなかったのですが、最近ようやくわかりました。つまり、日本で著作物を受信するときは日本の法律に従えということです。アメリカから著作物を配信(送信)するときはアメリカの法律、日本で著作物を受信するときは日本の法律に従うのです。これは属地主義のことを意味しています。ですからアメリカから配信するJASRACの音楽にはフェアユース規定が適用されるのです。日本で受信するときは日本の法律が適用されますが、フェアユースに相当する著作権の制限事項があり、個人的に利用する目的なら著作権は制限されるのです。つまり著作物の受信行為(視聴)はフリーなのです。
日本の著作権法はフェアユース規定がないのですが、個人的に利用する目的ではフェアユースになっているのです。ですから、インターネットの受信(違法アップロード著作物を含む)、ダウンロード(ただし適法にアップロードされたものに限る)、複製、加工などが自由に行えるのです。他国には日本のような個人的な利用目的のフェアユースがない国もあります。テレビ番組の録画、加工が規制されている国もあります。日本はテレビ番組の録画や加工は個人的な利用目的であれば自由なのです。つまり著作権法的には比較的自由な国に暮らしているのです。
違法にアップロードされた著作物とは何かというと、日本のサーバーにアップロードすると著作権法に違反するような著作物で、要は無許可使用の著作物のことです。当然日本では違法なので取締りの対象ですが、海外サーバーにアップロードするのは取り締まれません。日本にはそのような法律がないからです。そこで、日本の著作権法は海外サイトに違法にアップロードされた著作物のダウンロード(受信して試聴はOK)を規制しています。このょうに取って付けたような法律になっているのです。しかし、家庭内で個人的に行われている「違法アップロード著作物のダウンロード」は取り締まるのは困難と思われます。スクラッチにアップロードされた音楽ファイル(MP3,WAV)も違法アップロード著作物に該当する恐れがありますので、ダウンロードはしない方がよいでしょう。
https://scratch-mit-edu.ezproxyberklee.flo.org/projects/133470443/
abeeさんは利用規約の第12条には日本の法律に従うことが明記されていると言っています。そして日本にはフェアユース規定がないのでJASRACの音楽を無断では使えないと言っています。これはそのサーバーが日本のサーバーなら正しいのですが、Scratchはアメリカのサーバーです。アメリカのサーバーには日本の法律は適用できないことを忘れています。アメリカのサーバーはアメリカの法律に従うので、フェアユース規定があります。ではJASRACの音楽の扱いはどうなるのかというと、ベルヌ条約の加盟国はその同盟国の著作物を自国の著作物と同等に扱うことが規定されており、アメリカの著作権法にも同じことが規定されています。つまり日本で発行された著作物であってもアメリカで使われた場合、フェアユースの対象になるのです。イラスト、画像、音楽、詞、小説などの日本発行の著作物全てです。従ってJASRACの音楽もフェアユースの対象になりますし、イラストや画像も同じです。では利用規約の第12条は何のことを言っているのかというと、これが以前から明確ではなかったのですが、最近ようやくわかりました。つまり、日本で著作物を受信するときは日本の法律に従えということです。アメリカから著作物を配信(送信)するときはアメリカの法律、日本で著作物を受信するときは日本の法律に従うのです。これは属地主義のことを意味しています。ですからアメリカから配信するJASRACの音楽にはフェアユース規定が適用されるのです。日本で受信するときは日本の法律が適用されますが、フェアユースに相当する著作権の制限事項があり、個人的に利用する目的なら著作権は制限されるのです。つまり著作物の受信行為(視聴)はフリーなのです。
日本の著作権法はフェアユース規定がないのですが、個人的に利用する目的ではフェアユースになっているのです。ですから、インターネットの受信(違法アップロード著作物を含む)、ダウンロード(ただし適法にアップロードされたものに限る)、複製、加工などが自由に行えるのです。他国には日本のような個人的な利用目的のフェアユースがない国もあります。テレビ番組の録画、加工が規制されている国もあります。日本はテレビ番組の録画や加工は個人的な利用目的であれば自由なのです。つまり著作権法的には比較的自由な国に暮らしているのです。
違法にアップロードされた著作物とは何かというと、日本のサーバーにアップロードすると著作権法に違反するような著作物で、要は無許可使用の著作物のことです。当然日本では違法なので取締りの対象ですが、海外サーバーにアップロードするのは取り締まれません。日本にはそのような法律がないからです。そこで、日本の著作権法は海外サイトに違法にアップロードされた著作物のダウンロード(受信して試聴はOK)を規制しています。このょうに取って付けたような法律になっているのです。しかし、家庭内で個人的に行われている「違法アップロード著作物のダウンロード」は取り締まるのは困難と思われます。スクラッチにアップロードされた音楽ファイル(MP3,WAV)も違法アップロード著作物に該当する恐れがありますので、ダウンロードはしない方がよいでしょう。
- abee
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新・著作権について話し合うトピック
#3625
「日本にはフェアユースがない」については、#3486に書いた通り、より正確な表現として「フェアユース規定がないのではなく、諸外国の著作権法と適用できる範囲や条件が異なる」に訂正します。
海外のサーバーであったとしても、裁判で日本の法律が適用された事例があることは従前申し上げているとおりです。
Little–Mermaidさんの場合、日本語で日本のユーザーからのリクエストに応じて楽曲をアップロードしているので、「サービスが日本語で日本向けに提供されている」に相当すると考えられます。
また、米国のフェアユースが適用されるかどうかについても、日本のユーザーからのリクエストに応じて楽曲をアップロードする行為が、「子どもたちにデジタル技術による表現ツールを提供して、子どもたちの学習を支援をするための、教育目的で非営利の先進的取り組み」に含まれるかどうかについては疑問があります。
なにより、今回のLittle–Mermaidさんの投稿で驚いたのは、「当然日本では違法なので取締りの対象ですが、海外サーバーにアップロードするのは取り締まれません」の部分で、日本では許されないことを認めつつ、海外サーバーを利用することでそれを回避している、つまり、ご自分が脱法行為を行っていることを明言されている部分です。これは法律論以前の問題として個人の倫理観が問われると思います。
また、Little–Mermaidさんがアップロードするのは問題ないと言いながら、それをダウンロードすべきではないというのは、免責と捉えられると思います。リクエストをしたり、類似の行為を行っている人たちは、それを行った結果、何かあったとしても、その責任を取るのはLittle–Mermaidさんではなく、自分であることを考えて行動することをおすすめします。
「日本にはフェアユースがない」については、#3486に書いた通り、より正確な表現として「フェアユース規定がないのではなく、諸外国の著作権法と適用できる範囲や条件が異なる」に訂正します。
海外のサーバーであったとしても、裁判で日本の法律が適用された事例があることは従前申し上げているとおりです。
Little–Mermaidさんの場合、日本語で日本のユーザーからのリクエストに応じて楽曲をアップロードしているので、「サービスが日本語で日本向けに提供されている」に相当すると考えられます。
また、米国のフェアユースが適用されるかどうかについても、日本のユーザーからのリクエストに応じて楽曲をアップロードする行為が、「子どもたちにデジタル技術による表現ツールを提供して、子どもたちの学習を支援をするための、教育目的で非営利の先進的取り組み」に含まれるかどうかについては疑問があります。
なにより、今回のLittle–Mermaidさんの投稿で驚いたのは、「当然日本では違法なので取締りの対象ですが、海外サーバーにアップロードするのは取り締まれません」の部分で、日本では許されないことを認めつつ、海外サーバーを利用することでそれを回避している、つまり、ご自分が脱法行為を行っていることを明言されている部分です。これは法律論以前の問題として個人の倫理観が問われると思います。
また、Little–Mermaidさんがアップロードするのは問題ないと言いながら、それをダウンロードすべきではないというのは、免責と捉えられると思います。リクエストをしたり、類似の行為を行っている人たちは、それを行った結果、何かあったとしても、その責任を取るのはLittle–Mermaidさんではなく、自分であることを考えて行動することをおすすめします。
Last edited by abee (Dec. 31, 2022 03:18:50)